9種類の困った部下の対処法一覧 明日からもう困らない!

9種類の困った部下の対処法一覧で明日からもう困らない!

マネージャーをしていると、一度は「困った部下」に出会うことがあります。

困った部下は、「何が」困った部下なのかは人によってさまざま。決まりきった対応方法はないですし、かといって放置しておくとマネージャー側のメンタルがやられます。

そこで、本記事では困った部下をさらに9種類に分解して、対処法を順にご紹介します。

りぴとん
りぴとん

困った部下に困っているマネージャーの一筋の光とならんことを。

9種類の困った部下

困った部下を以下のようにより具体的に分解して、順に対処法をご紹介していきます。

  • 思い通りにならない部下
  • 言い訳が多い部下
  • 文句ばかりの部下
  • やる気のない部下
  • 無能な部下
  • 報告しない部下
  • 期限を守らない部下
  • 指示待ち部下
  • モンスター部下
りぴとん
りぴとん

なかなかそうそうたるメンツですね……。

思い通りにならない部下

こちらの指示通りに動かず、全く思い通りにならない部下。

こういうタイプの困った部下の対処法は、「部下の自由にやらせてみる」ことです。

筆者も数々のマネジメント経験を重ねた結果として、「コントロールできない部下をコントロールしようとすること」と、「コントロールできない部下が起こすコントロールできる事態をコントロールすること」であれば、後者の方が圧倒的に楽だからです。

具体的にいうと、思い通りにならない部下にいうことを聞かせるよりも、思い通りにならない部下が自由に動くことで予想できるトラブルへの対処法を整理しておく方が楽だということです。

明日から、思い通りにならない部下は一切縛らずに、自由にやらせてあげましょう。

より詳細な対処法を知りたい場合は以下の記事をご覧ください。

言い訳が多い部下

ミスをしてしまったときやうまくいかなかったときに、言い訳ばかりする部下。

「うるせぇ!」って言いたいところをグッとこらえて、「で、次はどうするの?」と聞くことに徹することで対処可能です。

部下の言い訳を聞いて、いちいち腹を立てていては何も解決しないからです。

こちらから「あの件どうでしたか?」と部下に聞いた後に言い訳を並べられたのなら、「そうですか。で、次はどうしますか?」と確認するだけです。

うまくいかなかった要因を聞くのではなく、うまくいかなかった要因を踏まえた改善策を聞くことに集中することで、一気に建設的な会話に変わります。

言い訳が多い部下の心理状態やほかに注意すべきことは以下の記事にまとめていますので、参考にご覧ください。

文句ばかりの部下

マネージャーとして方向性を打ち出したり、部下に指示を出したりするときに、文句ばかり言ってくる部下。

この場合は、部下自身に「文句を言いたくなる環境を自分が改善するならどうするか?」を考えてもらうように促すことで部下の文句を減らすことができます。

被害者の立場から当事者の立場に移動してもらうことで、主体的に行動させることを狙います。

対処法を実践し始めた最初のうちは、部下はまだ文句を言い続けます。ですが、部下が改善策を考えることに慣れてきたら、文句はなくなります。

部下に文句を言われた際の具体的な受け答えの仕方などはリンク先で詳細に記載しています。

やる気のない部下

仕事に対してやる気が感じられない部下。

直球の解決策としては「仕事をさせること」です。

やる気というのは何かをする前に溢れてくるものではなく、何かをし始めた後に脳内でドーパミンという神経伝達物質が分泌されることによって生まれるものだからです。

ただ、マネージャー自身がそれを頭でわかっていたとしても、実際の現場ではやる気のない部下にとりあえず仕事をさせることに苦労するケースが多いです。

やる気を生み出すために、とりあえず目の前の仕事に取りかからせるためにあれやこれやの方法は、以下の記事に詳細にまとめています。

無能な部下

何をさせてもうまく成果を出せない無能な部下。

そんな部下には、「そんな部下でもできることを詳細に指示する」ことをコツコツ続けるようにしましょう。

一般的に無能と言われてしまうような部下は、人より少し理解力が足りなかったり、要領が悪かったりするだけです。それを解消できるように詳細に指示をすることで、成果を出せるようになります。

小さな成果を積み重ねることで、本人の自信につながり、時間をかければ見違えるような人材に成長することでしょう。

実例も交えた解説はリンク先の記事をご覧ください。

報告しない部下

自発的に報告をしてくれない部下。

対処する場合は報告の内容や頻度を定めたルールを共有したり、報告を受けるマネージャー側の態度を変えたりすることが必要です。

たとえば、報告は1日1度、当日の成果と改善策、困ったことと明日の予定を伝えるというルールにしておけば、ルールとして報告する必要があるので漏れることがありません。

また、報告を受けることをいつでも歓迎しているという姿勢をマネージャーが部下に見せることも大切です。

報告しない部下の原因別対策を以下の記事で詳細にまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

期限を守らない部下

設定していた納期を高頻度で逸してしまう部下。

期限を守れていない理由にもよりますが、基本的な対処方法は部下自ら納期設定をしてもらうことです。

人は自分の発言に責任を持とうとするので、自分で言った納期だから遅れるわけにはいかないという意識を部下に芽生えさせます。

上部にも記載した通り、期限を守れていない原因によって対処法は分岐していくので、詳しくは以下の記事を参照してください。

指示待ち部下

自発的な行動がなく、指示待ち状態の部下。

そういう人をアクティブに変えるための対処法のひとつは、自分で考えられるように誘導質問をすることです。

こちらから部下に質問することで、強制的に自主的に考えなければならない状況に誘導するようなイメージです。

具体的にいうと、部下から「あの件どうしたらいいですか?」と超オープンクエスチョンがきたときに、「君はどう思いますか?」と逆に質問を返してください。こうすることで、部下は強制的に「自分で考えるスイッチ」を入れることができます。

指示待ち部下になる原因は4つあり、その原因によって打つべき対策も変わってくるので、詳細は以下の記事をご覧いただけると理解が深まると思います。

モンスター部下

これまでの特定の何かに当てはまらない、とにかくやっかいなモンスター部下。

多くのモンスター部下に通用する対処法は「それ、自分がされたらどう思いますか?」と聞き返すことです。

モンスター部下は基本的に自分は絶対に正しいと思っているため、自分の立場では正しいと思ってもほかの人の立場からすると間違っていることもある、ということを身をもって経験してもらうことで、大人しくなります。

筆者が出会ったモンスター部下への実際の対応をご覧になりたい場合は、リンク先の記事をご確認ください。

まとめ

どこの会社、組織にも困った部下は1人はいます。

効果的な対処法を知ることで、最短距離で現状を改善し、組織運営を円滑に行えるようにしましょう!

マネージャーにとって困った部下に使える時間はそれほど多くはありません!

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