Uipath StudioX実行中のタイムアウトエラーの3つの対策

Uipath StudioX実行中のタイムアウトエラーの3つの対策

Uipath StudioXを使って業務を自動化してみたけど、実行させて放っておくといつの間にか止まっている、という経験をしたことはありませんか?

りぴとん
りぴとん

筆者は割とよくあります。

進行中のプロセスが止まってしまう原因は前のアクションによってさまざまですが、本記事ではタイムアウトとなってしまったときの対策を3つご紹介します。

ぜひご自身の業務効率化にお役立てください。

Uipath StudioX実行中のタイムアウトエラーの対策

Uipath StudioX実行中のタイムアウトによるプロセスの中断を回避する方法は、以下の3種類です。

  • タイムアウト実行時間を伸ばす
  • 待機を差し込む
  • 終了後の待機時間を設定する

どれを選んでも「待つ」というアクションを取ることに変わりはないのですが、3つには微妙にニュアンスの違いがあります。

対応方法1.タイムアウト実行時間を伸ばす

1つ目の対処方法は、単純にエラーとなるまでのタイムアウト実行時間を伸ばすことです。

デフォルトで30秒に設定されている時間をさらに伸ばすことで、「指定した動作が終わるまで次に進まない時間を伸ばす」ことが可能です。

オススメ活用シーン例

表示の遅いウェブページに文字入力などをしたい場合に、ページの読み込みが遅くてエラーになるケースの対処法として活用できます。

設定方法

タイムアウト実行時間は、以下の手順で調整が可能です。

実行時間を伸ばしたいアクションを選択する
uipath-実行時間を伸ばしたいアクションを選択する
クリックするとアクションの枠の色が変わります。
プロパティを開く
uipath-プロパティを開く
画面右端にプロパティがあります。
タイムアウト実行時間をテキストで編集する
uipath-タイムアウト実行時間を変更する
▼をクリックすると入力可能です。
待機時間を打ち込む
uipath-待機時間を打ち込む
直接待機時間を打ち込みましょう(画面の単位は秒です)。

対応方法2.待機を差し込む

タイムアウトを防ぐために待機アクションを差し込むことも対処法のひとつです。

ほかの2つとは違って、待機することがフローに視覚的に組み込まれているので、後で全体を確認するときにどこで待機するかわかりやすいです。

ただし、待機アクションは独立したアクションであり、直前の動作に時間がかかるので待機するというよりは、直前の動作が終わった上で待機する、というニュアンスなので注意してください。

オススメ活用シーン例

5分かかる作業を30分おきに繰り返したい場合に、25分の待機時間を設定することで、想定した時間通りの繰り返し作業を行えます。

設定方法

待機アクションは、以下の手順で追加が可能です。

アクション一覧から「待機」を発見する
uipath-アクション一覧から待機を探す
共通>制御 のなかに待機があります。
「待機」を設定したい場所にクリック&ドラッグする
uipath-待機時間を設定する
クリック&ドラッグすると、こんな表示になります。
時間をテキストで編集する
uipath-待機時間を編集する
「期間を選択」にすると、時間が単位別で入力できるのでラクです。
待機時間を打ち込む
uipath-待機時間を打ち込む
任意の時間で設定しましょう。

終了後の待機時間を設定する

3つ目の対処方法は、アクション終了後の待機時間を設定することです。

動作を行った後に、指定した時間待機することができます。単純な待機との違いは「直前のアクションを終了させて待つか、そのままの状態で待つかの違い」です。

オススメ活用シーン例
  • サイズの大きいファイルをダウンロードしたときに、ダウンロード終了までの待ち時間を設定する方法としてオススメです。
  • サイズが大きく重たくなってしまったGoogleスプレッドシートなどでアクションを行った後、更新がドライブに保存されるまでの間待機するシーンも多用します。

設定方法

終了後の待機時間を設定するには、以下の手順で操作してください。

終了後の待機時間を伸ばしたいアクションを選択する
uipath-実行時間を伸ばしたいアクションを選択する
タイムアウト実行時間を伸ばすのと同じです。
プロパティを開く
uipath-プロパティを開く
画面右端にプロパティがあります。
終了後の待機時間をテキストで編集する
uipath-実行後の待機時間を設定する
タイムアウトの少し下に「実行後の待機時間」編集エリアがあります。
待機時間を打ち込む
uipath-待機時間を打ち込む
これは一緒です。

まとめ

Uipath StudioXでのタイムアウトエラーの対処法として、3つの待機パターンについてご紹介しました。

待機方法それぞれにオススメのシーンがあるので、ぜひ使い分けてスムーズに業務効率化を進めていきましょう。

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