誰しも「こうなりたい」と思う自分の理想がありますよね。
ただ、一朝一夕で自分を変えることはとても難しく、挫折してしまう人が多いかもしれません。
ましてや多くの社会人は朝9時から17時や18時まで仕事をしています。自分を変えることには時間がかかるのに、その時間の大半が「仕事」になってしまっているのです。そりゃ挫折します。
私も昔はそうだったのですが、自分を変えるコツがわかってからは、なりたい自分に近づいていけるようになりました。結果として以下のようなことができています。
- 10kgのダイエットに成功
- 営業成績で優績者に選出
- RPAやプログラミングの知識を習得
- 会社に頼らない収入の獲得
どれも特別なことをしたわけではありませんし、最初からそんな才能があったわけでもありません。ベースとなる「たった1つ」のことをどの分野でも実践しただけです。本記事ではその方法をまとめましたので、少しでも自分を変えたい人のお役に立てれば幸いです。
目次
自分を変える方法
自分を変えるために必要なことは、「自分を変えるための行動を粘り強く継続すること」です。
自分を変えてきた筆者にとって、これ以外に自分を変えるために必要なことはありません。
何をするにしても「できるまでやる」「変わるまでやる」ことで、必ず自分を変えることができるからです。
おそらく多くの人が自転車に乗れるようになるために、小さい頃にたくさんの擦り傷を作りながらそれでもなお日が暮れるまで練習して乗れるようになったことと思います。あれと同じです。
痩せたいなら痩せることを、営業成績を上げたいなら営業成績が上がることを、スポーツがうまくなりたいなら練習を継続する以外に、自分を変える方法はありません。
マルコム・グラッドウェル氏が提唱した「1万時間の法則」(その分野で一流になるためには1万時間の練習が必要だとする法則)が、まさにそれです。ひとまず一流になるとかは一旦おいといて、自分を変えるためには1万時間も必要はないですが、まぁ時間をかける必要があるということです。
ただ、1つ問題があります。
社会人は仕事やら付き合いやらで「想像以上に忙しい」ということです。自分を変えるための時間を捻出するのは容易なことではありません。そうして多くの人が挫折をしてしまいます。
大切なことは、「想像以上に忙しい毎日でも、忘れずに行動を継続できる仕組みづくり」です。
忙しい社会人が自分を変えるために必要なことは、「自分を変えるための行動を継続できる仕組みづくり」です。
具体的には、以下のステップで実践してください。
まずは自分が何をするのか、今後継続していきたい行動をリストアップしましょう。別に何かに書き留めておく必要はなく、頭の中で思っていたらOKです。
新たなリマインダーを設定するのではなく、何も意識しなくとも毎日見る場所にやりたいことを思い出せるものを置いておきましょう。
大切なのはできたかできなかったかという振り返りではなく、やろうとしていることを思い出すことです。記憶を司るシナプスを強くするために行いましょう。
最重要ポイントは、STEP2の「自分なりの適切なリマインダーを作ること」です。
適切なリマインダーとは、毎日自分が高頻度で見るところに「チラッと見える」レベルで忍ばせておき、視覚だけで自分に行動の継続を思い出させるものです。
よくあるリマインダーアプリを活用しない理由は、「リマインダーアプリの通知を見てタップする」という行動が今までの自分になかったことであり、行動を変える必要があるため、そのうち面倒くさくなって通知自体を切ってしまうからです。
筆者もタイマーを設定してリマインダーアプリを活用していたのですが、タイミングが悪いときに通知があるとイライラして消してしまっていたため、あまり効果がなかったのです。
人がオススメしているリマインダーアプリも、「その人にとって」オススメなのであって、必ずしも自分に適しているとは言えません。
そのため、「自分なりの」適切なリマインダーを作ることが必要なのです。
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どこにどうリマインダーを設置すればいいか分からない! という場合は、以下を参考にしてください。
ただし決して鵜呑みにせず、参考にした上で自分のリマインダーを決めてください。
- プライベートのスマートフォンの壁紙
- トイレの壁
- 仕事で使用するマウス
- 手帳の表紙
- カバンの中
改めてですが、リマインダーを設定する上でのポイントは「何かしらの動作の必要がない」場所に設定することです。
スマホのTodoリストのようなチェックや完了するという動作が必要なものだと、次第にその動作が面倒になって消してしまうからです。
あくまで、「視界のすみっこで捉えられる」レベルにとどめておくことをオススメします。
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実際に設定してみた自分なりのリマインダーがうまく機能しない(忘れてしまった)場合は、当たり前ですが場所を変えてみましょう。
リマインダーの場所を変えられるということは「自分を変えたいという思いを覚えている」ということであり、自分を変える行動が継続できている状態だからです。
つまり、自分が取り入れようとしていることを忘れていないのでOKということです。
逆に、内容を見なくなってしまって、さらに場所を全く変えないのであれば、あなたが変えたい自分はもう忘れ去られています。
大事なのは継続的に自分が見られるようにしておくことです。
毎日見る場所に書き留めて、毎日自分を奮い立たせ、そして今の自分を変えていきましょう!
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筆者の実践例
私は、毎日使用するビジネスバッグにやりたいことに関連する本を入れっぱなしにする、というやり方で実践しています。
筆者の場合、リマインダーとしての候補として挙げた場所から以下の消去法で選択しました。
- プライベートのスマートフォンの壁紙→黒いシンプルなものにしたいので却下
- トイレの壁→毎日出社するのでほぼ見ない
- 仕事で使用するマウス→マウスを使用していない
- 手帳の表紙→手帳を持っていない
- カバンの中→これ!
以前筆者が収入を増やそうと考えたときに、ビジネスバッグの中に1年くらいずっと会社員の副業の本が入りっぱなしでした。
毎日1〜2時間の時間を捻出するのはなかなか大変ですが、もともと自分がやりたくてやっていることなので、時間を作るきっかけさえあれば行動を継続することができました。
副業に関してまとめている記事は以下から閲覧することができます。
自分を変えるためにリマインダーが必要な理由
自分を変えようと思ってもなかなか成功しない理由とは、成功するまで続けることができないからです。
自分を変えるという成果を出すためには、正しい努力をある一定期間続ける必要があります。
筋トレを1日したところで体が何も変わらず、1カ月以上継続しないと目に見える効果が現れないのと同じです。
ただ、多くの人が行動を継続することができません。
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行動を継続することが難しくなる原因
根本的な原因は以下の2つです。
- 効果が実感できないから
- 続けたくても忘れてしまうから
1つ目の「効果が実感できないから」という理由はイメージしやすいと思います。
新しいダイエットに取り組んでいるときに、3日くらい経ったら体重計に乗ってみたくなりませんか?
でも大体変わっていないですよね?
当たり前ですが、体重なんてそんなにすぐ変わらないのです。
1日や2日で何事も効果が出るのであればそれが必勝法として世に出回っていてもおかしくありません。
大切なのは、効果が出るまでの期間がどれくらいなのかをキチンと知って、それまで継続することです。
筋トレも、正しいフォームで筋肥大を起こすためにはだいたい2週間位かかります。
それを体験的に知ってからは、ブランクがあったとしても最低限その期間キチンと続けることによって私は確実に成果を出しています。
つまり、成果が出る方法を知ったのなら、それとセットでどれくらい期間が必要なのかを知り、それまでキチンと継続することが必要なのです。
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2つ目の「続けたくても忘れてしまうから」という理由も厄介です。
1日の終わりに「あっ、今日これやるの忘れてた!」という後悔の時間は多くの人に訪れます。
エビングハウスの忘却曲線にもある通り、人は1時間経つと物事の50%超を忘れます。
ただ、これは人として仕方のないことです。
忘れることを回避するのはできませんが、それでも継続していくためには、「忘れても思い出せるように定期的にリマインドすること」が必要です。
日頃忙しかったらどうしてもやろうと決めたことを忘れてしまいがちになります。
ただし、1日のうちに何度か自分がやろうとしているかを確認することができれば、今日も一日決めたことを胸に動こうとなるはずです。
なぜなら、現状を打破するために自分で考えて「これが必要だ!」と思いついてやろうとしていることなので、「面倒くさいからやりたくないな」という発想には陥りにくいからです。
この「成果が見えるまで続けること」と、「忘れるのを防止すること」を両方実現できるのが「自分なりの適切なリマインダーを作ること」なのです。
まとめ
自分を変えるためには、行動の継続が必要です。
行動を継続するためには、負担のないリマインダーが必要です。
自分を奮い立たせ続けることができれば、必ずなりたい自分に変われます。
ぜひ無理のないリマインダーを設定して自分を変えちゃいましょう!