管理職の仕事って何するの?忙しい? あらゆる疑問に現役管理職が回答します!

管理職の仕事って何するの?忙しい? あらゆる疑問に現役管理職が回答します

  • 管理職の仕事とは?
  • 管理職って忙しい?
  • 管理職になりたくない……。
  • どんな能力が必要?
  • 残業代ってどうなるの?

上記のような管理職にまつわる質問を、「管理職を客観的に見るコンサル的視点」ではなく、実際に現役で管理職をしている筆者がナマの声で回答していきます。

りぴとん
りぴとん

本記事では前提として管理職の仕事についてご紹介するとともに、以下のみなさんの疑問にストレートに回答します。

  • 管理職になるかもしれない人
  • 管理職になりたい人
  • 管理職になりたくない人
  • とりあえず情報収集したい人

管理職の仕事って何をするの?

りぴとん
りぴとん

管理職として筆者が日常的に行っている仕事は以下の5つです。

組織の目標を達成する

まず、組織として掲げている数値目標を達成することが管理職の仕事です。

正確にいうと、「組織として掲げている数値目標を自分以外の力を使って達成すること」と表現できます。

管理職が背負う目標は個人目標ではなく、1人では到底達成できないものであり、組織やその他いろんな力を使ってやっと達成に届くものだからです。

具体的には、以下のような手段を使って組織目標を達成しています。

  • 部下の活動
  • 上司の手助け
  • 他部署の協力
  • 委託先への外注

このようにあらゆる手段を使用して組織の目標を達成できるように動くのが、管理職の必須の仕事です。

部下が働く環境を整える

主に部下が組織目標を達成するための活動を行っている中で、活動の障害となるものを取り除き、環境を整えることも行っています。

環境ひとつで成果が変わるなら、環境を整えることが組織目標達成のために必要だからです。

たとえば、部下からこんなツールがほしいという声が上がったときに自分の上司にかけあうようなことが挙げられます。

ただし難しいことが、部下の要望を何でもかんでも聞き入れないことです。それをしてしまうと、部下自身の問題解決能力を伸ばすことができません。

管理職自身が動くかどうかは、以下の基準に当てはまるかどうかで決定しています。

  • 影響範囲が他部署にも及ぶ
  • 部下自身の権限で対応できる範囲を超えている
  • 運用でカバーできるなどのような代替手段がない
  • ハード面など、総務部への問い合わせが必要

上記に当てはまらない場合は、

りぴとん
りぴとん

どうしたい?

りぴとん
りぴとん

それはどうしたら実現できる?

と聞き返すようにしています。

部下の育成

部下の育成も管理職の大切な仕事です。

少ない力と短い時間で目標を達成できるようになった方が部下自身の人生も豊かになりますし、組織目標の達成も容易だからです。

目標達成のための活動の仕方を教えるのはもちろん、部下の長所を伸ばし短所をそれなりに補う育成・指導を行います。

基本的には「教育はオーダーメイド」で行う必要があるので、「一律に決まったカリキュラムで伝える」のではなく、部下の習熟度や向き不向きを考慮しつつ、必要な指導を行います。

「期限を守らない部下」をはじめとした「●●な部下」育成シリーズは、以下カテゴリーにまとめています。部下にあった指導方法を知りたい方はご覧ください。

「部下育成」カテゴリーの記事を見る

自分の言葉で未来を語る

筆者は管理職の仕事のひとつとして「自分の言葉で未来を語る」ようにしています。

それをしなければ、一緒に動いてくれる人がいなくなるからです。

たとえば何か仕事を依頼するときに、「上から言われたから」という理由で伝えると、依頼された側はその仕事を「ただの雑務」としかとらえません。

これを防ぐためには自分の言葉で以下のことを伝える必要があります。

  • 仕事の重要性や仕事をこなした先にどんな未来があるのか
  • そもそもどんな未来に自分たちは向かっているのか
  • 未来から逆算するとどのあたりにいて、なぜ今その仕事をする必要があるのか

目の前の業務に集中していると、どうしても現在位置を見失ってしまいます。普段から俯瞰して業務を捉える役割を、管理職が担っているのです。

諸業務

上記4つの管理職の仕事に当てはまらない諸業務も管理職には必要です。

具体的には以下のようなものです。

管理職の諸業務の例
  • 報連相
  • 数値管理
  • 労務管理
  • 承認
  • 経費精算
  • 日報 etc.

正直「自分でないとできないこと」というより、「権限を持った人間しかできないこと」なので、この業務をする人が「自分」である必要はないと筆者は感じています。

そのため、大部分をRPAやGASなどで自動化しています。

各種業務の自動化の方法は「業務効率化」カテゴリーにまとめていますので、ぜひご自身の業務自動化に役立ててください。

「業務効率化」カテゴリーの記事を見る

りぴとん
りぴとん

管理職が本当に時間を使うべきはここじゃないですからね。

管理職って忙しいの?

りぴとん
りぴとん

ぶっちゃけた話、何もしなかったら割とヒマです。忙しいときとそうでないときがあります。

忙しくないときは、ボリュームの少ない本なら1冊読み切れるくらい1日に余裕があります。

現在の筆者は「忙しくならないようにしている」ため、割としっかり有給休暇も取得しています。ちなみに、管理職が積極的に有給休暇を活用した方が実は部下の成長を促せます。以下記事を参考にしてください。

有給が取りづらいと感じる管理職の人へ。準備に勝る成果なし。 有給が取りづらいと感じる管理職の人へ。準備に勝る成果なし。

逆に忙しいときは筆者も深夜1時ごろまで仕事をしていたときもありましたが、今振り返ればあれは恥ずべき行為だったと猛省しています。

筆者の管理職経験の中で、忙しいときの原因はは以下のうちどれかに当てはまります。

  • 人に任せられていない
  • 仕組みが整っていない
  • 先を見通せていない

つまり、忙しさを自分で招いているだけです。そして、それをなんとかするのが管理職です。

りぴとん
りぴとん

Manager(直訳:なんとかする人)っていうくらいですからね。

言葉を選ばずに書くと、部下を育成し機能させ、諸業務を自動化させられれば、「次どうすっかな〜」と未来を考えることに専念できる自由度の高い仕事だと筆者は感じています。

管理職になりたくないけどどうしたらいいですか?

管理職になりたくない場合は、「ほかの人よりもリーダーに選ばれる可能性のある人材」にならないようにしましょう。

次の管理職やリーダーには全員を選ぶわけではありません。複数人候補がいる中で、必ずだれよりもリーダーとして活躍できそうな人材が選ばれるからです。

たとえば、自分が「組織を俯瞰して客観的に見られる力」を組織の中で2番目に持っているとしたら、よっぽどの事情がない限り1番目の人が管理職に選ばれます。

そのため、リーダーに選ばれる可能性のある「素養」をほかの人より下げておけば、選ばれる心配はありません。

リーダーに選ばれる3つの条件を以下記事にまとめています。

リーダーに選ばれる人の3つの条件 リーダーに選ばれる人の3つの条件 出世したい人必見!

ただし、同じ組織のほかの人と比べたときに、自分が圧倒的に年次やキャリアが上である場合、素養がなくても管理職に選ばれる可能性があります。

素養も必要ですが、業務に精通していることもそれなりに管理職には必要だからです。

毎年か2年に1回転職して、常にキャリアが浅い状態にし続けておけば、上記のようなリスクもなくなるでしょう。

管理職って残業代出ないよね?

りぴとん
りぴとん

はい、出ていません。その代わりなのかはわからないですが、筆者は役職手当がついています。

管理職になる前の残業手当よりも多い金額です。

責任が多い仕事や難易度が高い仕事をすることに対してつけられたものであって、管理職が残業をする前提でもらえているものではないと思っています。

そのため、筆者は残業などしなくて済むように全力でいろんな業務の自動化の仕組みを作り上げています。

残業をしないように仕組みを作り上げて定時で終業することができれば、これほど素晴らしい待遇はないなと感じています。

管理職に求められる能力は?

筆者が今の仕事をしている中で「これが必要では?」と感じるものは以下です。

数字をもとに判断すること

感覚や過去の栄光によって舵取りをするのではなく、いついかなるときも数字によって可能性が高い選択をする必要があります。

気分などで判断するとブレますしね。筆者はそこまで達観した人間でもありません。

自分の中で体系立てて整理すること

自分なりの言葉でだれかに何かを伝えるときに、自分の中で咀嚼して整理できていなければ話が伝わらないからです。

常に「今は●●の△△の部分の話をしている」と整理しながら話を聞くようにしています。

言わなければならないことを言うこと

部下や上司にとっていいことだけではなく、相手にとって不都合かもしれないことを伝える必要があるからです。

組織の目標達成、目指すところの障害となるのなら、毅然とした態度で伝える必要があります。それで嫌われても気にしません。

部下に任せて信じて待つこと

管理職ひとりで達成できる目標ではないため、必ず「任せる」ことが必要になるからです。

人に任せることは勇気がいることです。失敗を恐れてつい口出ししたり、自分で代わりにやったりしてしまうかもしれませんが、グッと堪えて待つことが必要です。

さいごに

管理職にまつわる疑問・質問を現役管理職である筆者が思いのままに回答してきました。

世の中の風潮として、管理職は忙しくて責任の重い仕事なのでなりたくない人が多くいることも事実です。

でもそれは、管理職の実際の姿を知らないだけかもしれません。筆者は管理職の仕事を以下のようにポジティブに捉えています。

  • 大きなビジネスをやろうとすると人を使う機会が100%訪れる。その練習ができる絶好の環境である。
  • 部下が成長し諸業務を自動化すれば時間の自由度が増し、やりたいことができるまたとない機会。
  • 社会人の数%しか経験できないことを経験できるチャンス。

この捉え方はあくまで個人の考えです。

どんな仕事なのかを知ったうえで選択しないのはその人の個性なので、自分なりの理由をもとに立ち位置を選択していきましょう。

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