職場に嫌な人、嫌いな人がいて困っている……。そんな悩みを抱えている人は多いことでしょう。実際に「職場 嫌いな人」で検索してみると、たくさんの対処法で溢れかえっています。
ただし、決定的に欠けているのは「その人に打ち勝つ」という方法です。どの対処法も嫌な人を避けたり自分を守ったりする方法であり、本質的な解決には至りません。
そこで、本記事では職場の嫌な人、嫌いな人を「得意な人」に変えるための超ポジティブな対応方法を紹介します。
目次
職場の嫌な人の対処法
さっそくですが、職場の嫌な人を得意に変える超ポジティブな対応方法をご紹介します。
- 積極的に話しかけにいく
- 笑顔をキープする
- 気分を害することを言われても気分を害さない返しをする
- 否定せずいったん全部受け入れる
- 軽く一言だけ身につけているものを褒める
- その人よりも圧倒的に力をつける
- 報連相をしっかり行う
- 仕事を一生懸命こなす
- 仮に失敗したり嫌われたりしても命は落とさないと楽観視する
はっきり言って、嫌だと思う人、嫌いな人と仲良くさえなっておけば、自分が嫌な思いをすることは絶対にありません。苦手な人とも仲良くなれる方法が上記の9種の方法です。
これらの方法は、順番を気にする必要はありません。1つでも多く実践できれば得意に変えられるスピードが上がっていく性質のものです。
積極的に話しかけにいく
嫌な人、嫌いな人だからこそ積極的に話しかけにいくことが、苦手を得意に変えるチャンスです。
嫌いだからといって相手を遠ざけていると、ふとしたタイミングで話しかけられたときのダメージが大きくなってしまうからです。
たとえば、朝に出会ったときに相手よりも早く挨拶をしに行ったり、昼ごはんに誘ったり、席を立って歩いているときに嫌な人の近くの席を通ったら「あの件どんな感じですか?」と話しかけに行ったりすることが、嫌いな人への対処法として非常に効果的です。
話しかけるネタや理由を見つけては、積極的に声をかけるようにしましょう。
嫌な人からダメージを受けやすいとき
基本的に嫌いな人からダメージを受けるのは、以下のような「こちらが身構えていない状態で予期せぬことをされる」というパターンです。
まぁ、もっとあるかもしれませんね。
サプライズを受けることによって多くの人が通常よりもうれしくなるのはイメージが湧くと思いますが、それの逆だと考えていただくと分かりやすいかもしれません。予測していない状態でマイナスな感情になるような行動をされることで、よりマイナスな気持ちになるような心理的効果があります。
これをサプライズ効果といいます。
自分が準備していない状態で話しかけられて、通常以上にダメージを受けることを防ぐために、こちらから先に話しかける方が良いのです。
嫌いな人だからと距離を置くのではなく、むしろ積極的に話しかけに行く方が今の状況を打破する最善策だと思ってください。
笑顔をキープする
積極的に話しかけるとともに、相手に話しかけるときには常に笑顔をキープすることも嫌いな人の対処法のひとつです。
自分が笑顔になっていることにより、相手も自然と笑顔になるため、こちらに嫌なことをしてくる可能性をグッと低くすることができるからです。
嫌いな人に話しかけるとき、挨拶をするときなどには、さりげない笑顔を作るようにすることで、こちらが受けるダメージを減らすどころか、相手に好感を持ってもらえて嫌なことをされる回数自体が減少します。
ぜひ笑顔を作って相手とコミュニケーションを取りましょう。
自分の表情は相手に伝播する
自分の表情は鏡であり、その表情をそのまま相手がします。これは私が営業マンとして仕事をしていたときに分かったことです。
こちらが明るい表情をしていれば、相手も明るい表情をしてくれます。
逆にこちらが暗い表情や攻撃的な表情をしていれば、相手も暗い表情や攻撃的な表情を返してきます。
実際に私も、社会人になりたての営業マンの頃に「いつも怒ってばっかり」で苦手なお客さまがいました。
でも営業マンは商品を売るのが仕事、その人を遠ざけているだけでは、自分で市場を小さくしているだけです。
そのため、会うたびに笑顔で挨拶をして一言二言を交わすようにしました。最初は案の定怒られましたが、最終的には笑顔で話してくださるようになり、商品を売ることもできました。
距離を置いて放置するのは非常に簡単なのですが、それでは何も解決しません。
今の状況を変えたいと思うのなら、逃げるのではなく嫌な人をむしろ自分の味方に変えられるよう、積極的に動いてみてはいかがでしょうか。
気分を害することを言われても気分を害さない返しをする
仮に嫌な人から自分の気分を害することを言われたとしても、必ず何かしらで切り返しをしましょう。
自分が何か嫌なことを言われた状態で話を終えると、嫌なことをずっと引きずってしまうからです。逆に自分が言葉を発した状態で会話が終わると、ボールは相手にある状態なので、こちらは何も考えることがなくなります。
たとえば、仕事が遅いと指摘されたとしたら、私だったらこんな風に切り返します。
お前は本当に仕事が遅いな!
あ、仕事を丁寧にやっていることを褒めてくださった上でもっとスピードを上げれば向かうところ敵なしになれるってことですよね?
ありがとうございます! がんばります!
このくらい切り返すと、「こいつにこれ以上何か言っても仕方がないから攻撃するのをやめよう」と思わせ、相手の心を折ることができます。
先ほどの例のように、相手に言われたことをポジティブに認識して言い返しましょう。
以下に、「こんなことを言われたら何て返すか?」という私が思うものを列挙しておきます。
「ポジティブは世界を救う」ってことですね!
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否定せずいったん全部受け入れる
嫌いな人と折衝するときのポイントのひとつは、相手を決して否定せず、一度受け入れてかわすことです。
否定せずかわすには、以下の言葉を使ってください。
相手の意見を否定してしまうと、相手が「拒絶された」と感じて、こちらが嫌がらせや攻撃の対象になってしまう可能性が非常に高いからです。
仮に何か気に触ることを言われた場合に、けんか腰で
は? 何言ってるのか分からないです。
と答えると、相手は間違いなく「戦闘態勢」になって、より一層の攻撃が来る可能性があります。
ちょっと話が逸れるかもしれませんが、座る位置によって相手との関係性が変わる、という話を聞いたことはありませんか?
対面で座るとお互いに緊張して対立してしまいかねませんが、横や斜めに座ると協力的な関係が築けるというもので、「スティンザー効果」といいます。
要するに、座る位置だけでなく、相手と真っ向から向かい合うと心理学的にもよろしくないということですが、それが普段の何気ない会話でもあり得るのです。
小さな否定を積み重ねることによって、相手との距離はどんどん空いてしまい、相手からの嫌がらせを受けるきっかけになります。
そのため、相手を全否定するのではなく、一度受け入れてからかわすようにしましょう。
軽く一言だけ身につけているものを褒める
嫌いな人を褒めるのは精神的にハードルが高いと思う人がいるかもしれませんが、相手の身につけているものを褒めることも非常に効果的です。
相手を褒めることで、返報性の法則によって相手は嫌がらせをすること以上に「褒める」などの好意的なお返しをしたくなるからです。
以下のような当たり障りのないものを褒めることが効果的です。
返報性の法則とは、だれかから何かを与えられると、お返しをしたくなるという心理学の法則です。よくあるのはスーパーでの試食コーナーで試食を促されると、タダで食べたのは申し訳ないからその商品を買ってしまうというようなものです。
褒められるとお返しとして褒めたくなってしまうという心理学的な法則を利用した方法ですね。これによって嫌がらせをされることは激減します。
ただし注意点としては、「話を掘り下げないこと」です。これをしてしまうと、一度の話が長くなる上に、「本当にいいと思ったのならなぜ買わないのか?」と相手につけ入る隙を与えてしまうからです。
ですから、軽く一言だけ、「それいいですね!」と褒める程度に留めておきましょう。
その人よりも圧倒的に力をつける
嫌な人の対処法として、自分が相手よりも圧倒的にスキルを身につけると、以下のような効果があります。
- 自分の方が優れているのは周知の事実となり、多少の嫌がらせはどうでも良くなる
- 嫌がらせをする人が「自分よりも格上だ」と思って嫌がらせをしなくなる
基本的に人がだれかに嫌がらせをするとき、その相手はたいてい「自分よりも格下の相手」です。
要するに「弱いものいじめ」ですね。
これを防ぐためには、こちらが嫌な人よりも圧倒的にスキルを身につけることが必要であり、それが根本の原因の解決策となります。
圧倒的に営業成果を出している、圧倒的に事務処理スピードが早い、圧倒的に顧客に愛されているなどなんでもOKなので、嫌な人や嫌いな人をひとつでも多くの分野で抜き去りましょう。そうすれば相手はこちらに攻撃をしかけてくることがなくなります。
もちろんこちらが優れていることによって陰湿な嫌がらせを受ける可能性もあります。プロクルーステース症候群と呼ばれるもので、自分よりも優れている人を徹底的に貶めたくなる人もいます。
分かりやすく例をいうと、スポーツ選手や芸能人を攻撃したい人などですね。
そういう人たちがいるのは事実ですが、自分が圧倒的なスキルを身につけていた場合に、プロクルーステース症候群の人と対峙しても、雑音などはほとんど気にならなくなります。なぜなら自分のスキルと自分自身に自信があるからです。
この境地まで行くことができれば、些細な嫌がらせなど全くどうでもいいことになりますので、相手よりも圧倒的に優れたスキルを身につけることは嫌な人や嫌いな人の対処法としては非常に優秀です。
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報連相をしっかり行う
嫌いな人が上司や先輩に限った話ですが、嫌いだと思うからこそ報連相はきっちり行うことを対処法としてオススメします。
報連相をこまめに行うことで、上司や先輩に「仕事ができるかわいいやつ」という印象を与えて、嫌がらせのターゲットから外れるためです。
上司や先輩が後輩や部下のことを気に入る(言葉が適切かどうか分かりませんが……)ポイントのひとつとして、「報連相をこまめにできること」があります。状況をこまめに報告してくれる部下のことを「まめで一生懸命な人」だという印象を持つからです。
逆に、上司や先輩が後輩や部下に嫌がらせをするターゲットは報連相ができない人をはじめとした、「仕事ができない人」となります。
嫌い、苦手だからといって距離を置いて報連相をこまめにできなかった場合、より一層の攻撃を受けることになります。この場合はそっとしておくのは逆効果になるということです。
そんな細かいことをいちいち報告してくるな! と言われたら?
申し訳ありません、ただ●●さんとコミュニケーションを取るきっかけが欲しかっただけです。
と即答しましょう。これで怒る人はいませんし、回答を準備しておくことで怒られたとしても「想定内」のやりとりとなり、心理的に安全圏にいながら会話をすることができます。
仕事を一生懸命こなす
筆者が紹介している嫌な人との折衝における対処法のなかで、もっとも消極的な方法が「一生懸命仕事に取り組む」ことです。
仕事に一生懸命取り組むことによって、周りの雑音を聞こえなくして、圧倒的なスキルを身につけたり成果を叩き出したりすることで、相手を黙らせる方法です。
自分が嫌だと感じている人から仕事中に何か話しかけられたとしても、「そうですね!」とだけ回答して、仕事に没頭し続けられます。
このときのポイントは、否定する返答をしないことです。「そうは思わないです!」とか「今忙しいんで!」などと回答をすると、相手が「いつも忙しそうにして何なの」というような嫌がらせの火種を作ってしまうことになります。
正直なところ嫌いな相手の対処法として一番消極的な方法ですが、自分の理想を実現するための手段としては最速の方法かもしれないなと感じたため、ここに記載しています。
結局自分のスキルが向上したり実績を出せたりすることが、自分の経験や自信となって成功に近づきます。
さらに、やりたいことの目的を達成するためには目の前のことに集中して全力でやることだと思うので、仕事に集中することは理想に近づくための最短距離だと思います。
相手を克服するわけではないですが、一番合理的な方法かもしれません。
仮に失敗したり嫌われたりしても命は落とさないと楽観視して強気で行動する
最後の対処法は、「たとえだれに嫌われたとしても命までは取られない」と腹を括って全く相手を気にせず自分の好きに行動することです。
小手先の技術ではなく、すべてを超越した「最上級の無視」ですね!
おそらくこの方法が「嫌いな人」「嫌な人」と折衝するときに最強の方法です。なぜなら自分がしたいように相手に対処しますのでストレスは一切ありませんし、何か嫌がらせをされたとしても全く自分には響きません。
だってその人にどう思われたって「どうでもいいから」です。
この方法を取るために唯一必要なものは、「影の後ろ盾」です。
影の後ろ盾とは、自分がその立場を追われることになったとしても全く自分の生活に影響が出ないようにする「何か」のことです。
管理職向けではありますが、スキルを持っている人が副収入を得るためにできることを以下の記事でまとめていますので、興味がおありでしたらご確認ください。
もちろん副業収入ではなく、株の配当収入でも、パートナーとの生活でも、特筆すべき自分のスキルでもなんでもOKです。
要するに、「これがあるから別にここをクビになっても自分の人生に1ミリも影響がない」と思えるものを持っておくことです。
人知れず自分の生活を安定させるための副業や副収入、スキルなどを身につけることで、相手に対して強気で接することができます。
状況を前向きに捉えるための考え方
そもそも嫌な人、嫌いな人に対してそこまでポジティブに接することなんてできない!
前向きになれない!
逃げたい!
と思う人へ、今の状況を前向きに捉えられるようになる考え方をご紹介します。
大丈夫です。本記事は嫌な人から逃げることを簡単には許しませんので安心してください。
苦手を得意に変えるチャンス
嫌な人、嫌いな人と対峙している今の状況は、自分の苦手を得意に変えるチャンスです。
人は往々にして得意なこと、できること、楽なことに逃げようとしてしまいがちですが、その状態では次のステップへのブレイクスルーは望めません。
「今までできなかったことができるようになった」という経験を繰り返して人は成長していきます。
得意なことがたくさんある人の方が守備範囲が広くなりますので、自分が成功できるチャンスが舞い込んでくる可能性も高くなります。
さらに、苦手を克服した経験そのものが自信となり、次にどんなことが起きても自分はきっと克服できるとあらゆる状況を前向きに捉えられるようになるでしょう。
こんな風に考えていると、今の状況も「自分を次のステップに押し上げるためのチャレンジングな状況だ」と思えてきませんか?
ドラッカーの組織の成長戦略では「従業員の得意なことを伸ばす」ことが大切だと言われているので、会社に属している場合適材適所を生かせるような仕事が降ってきます。
つまり、会社に属していて仕事をしているだけで得意を伸ばせる環境にいるということです。放っておいても得意が伸びる環境にいるなら、ついでに苦手も克服した方が何倍も意味のある時間にすることができると私は思うので、苦手を得意に変えるよう注力した方が得ですよ!
できないよりできる方がいいに決まってる
どんなことも「できない」よりは「できる」方が人生楽しいはずです。
ピアノが弾けた方が心が豊かになるでしょうし、料理ができた方がモテますし、長距離を走れる体力がある方が万が一のときにも生き残れます。
嫌いな人がいたら上手く付き合えないよりも、嫌いな人がいても上手く付き合うことができて、何なら仲良くなれる方がストレスがありません。
できないことにチャレンジしている間はもちろんストレスがあります。だれしも初めて自転車に乗ろうとしたときは「難しくてもうやだ」って思います。でも、乗れるようになってからは「私自転車乗れる!」って思って自転車で出かけるのが楽しくなりましたよね? それと同じです。
私だったら、できることを増やせる環境にいられることをむしろ感謝します。
地道な努力で自分のできることを増やしていきましょう!
人生は1回なのでどんな状況も楽しもう
せっかくの人生、1回きりなので悲しく過ごすよりは楽しく過ごすべきです。
同じ状況でも、「自分がどう捉えるか」という1点のみで見え方が全く違います。
お腹が空いた状態で仕事をしているときも、
なんでこの状態で仕事しないといけないんだ……。
と思うのではなく、
これは仕事が終わったときに食事をよりおいしく感じられるな!
と思ったり、
お腹が空いているから、つまり今の仕事をより素早くこなせるようにがんばれってことだな!
と思ったりすることで、同じ状況でも向き合う活力に差が出ます。
嫌な人が職場にいるなら、
またあの人の相手しないといけないのか……。
と思うよりも、
どうやったらあの人を上手くさばけるだろう? 今日はどんな角度で攻めようかな?
と思った方が絶対に人生が楽しくなります。
本当に状況の捉え方ひとつで人生は変わりますので、ぜひ試してみてください。
何の解決にもならない対処法
はっきり言って、以下の対処法は何の解決にもなりません。
これらの行動は今の状況から逃げているだけです。何も解決しないままフィールドを変えているだけなので、また同じ状況になったときの解決策を持ち合わせていません。
転職する
違う会社に勤めることは、一時的な解消に繋がります。特定の嫌な人がいない場所に行くわけですからね。
ですが、
- 転職した会社に同じような人がいたら?
- 転職した会社の取引先に同じような人がいたら?
- 転職した会社に勤めるために引っ越した先のコミュニティで同じような人がいたら?
嫌いな人への対処法を持っていないので、また転職するしかありません。
スキルを得ないまま転職を繰り返しても、転職先では「ただ年齢が高いだけの人」となってしまい、余計に居心地が悪くなります。
解決策を得ないままで転職という逃げを選択するのはオススメしません。
距離を置く
物理的な距離を置くこともちょっとだけストレスから解放されるかもしれません。
でも、距離を置くということは「その人に近づかないように意識し続ける」ことになり、近くにいて意識し続けることとほぼ変わりありません。
要するに、嫌いな人のことを考える時間は増減しないんです。
しかも、嫌いな人を普段から避けるようにしているため、ふとした拍子に関わってしまったときのダメージが通常よりも大きくなります。つまり、嫌いな人と距離を置こうとすると、今まで以上の苦痛しか待っていません。
現状から何ひとつ進展はしませんので、嫌いな人がいたとしても「ただ距離を置く」という対処法は決して取らないでください。
部署異動を願い出る
これも転職と一緒です。部署異動の願いはそう簡単に聞き入れられるものではありません。仮に受け入れられたとしても、異動した部署で同じような人がいたらどうしますか?
また部署異動を願い出て、それが受理される確率は極めて低いでしょう。
そうなった場合は、対処法を持たないまま日常を過ごすことになり、せっかく異動したのに……と余計なストレスを抱えます。
このように、嫌いな人の対処法として部署異動を願い出ることは得策ではありません。
しっかり嫌な人と向かい合って対処法を身につける方がよっぽど確実です。
負けじと陰口を言う
嫌いな人とのやり取りで溜まったストレスを発散するために陰口を言うのは、全くもってオススメできません。
だれにも何のメリットもないからです。
自分が陰口を言っている姿がだれかの目に留まれば、自分の印象を悪くするだけです。
自分が言った陰口が本人の耳に入れば、更なる対立を生んで余計に嫌がらせを受けるだけです。
職場に嫌な人がいて、嫌がらせを受けているからといって、一切陰口を言わないようにしましょう。陰口を話してもだれも得をしません。
物理的に距離を空けるのは対処法を身につけてから
転職したり距離を置いたりするのは、自分が嫌いな人を克服して、対処法を身につけてからにしましょう。
前述のとおり、対処法を持っていない状態で環境を変えても、同じ状況になったらどうしようもないからです。
最初にお伝えした9つの方法を活用して、自分にとって嫌な人との対応が上手くできるようになってから、環境を変えるようにしてください。
対処法を身につけてから卒業する、みたいなイメージですね。
さいごに
職場の嫌な人、嫌いな人がいる場合、コントロールできない相手のことばかり考えるのではなく、コントロールできる自分を変える方が何倍も効率がいいです。
本記事でご紹介した方法を活用して、1人でも多くの人が今の状況に打ち勝てるようになることを祈っています。
嫌な人を攻撃するのではなく、それを上回る人間性で対処することができれば、今の日本ももっと住みやすくなるのになと個人的には思ってます。