スーツを着るときには必須のネクタイですが、結び目のくぼみがある人はなぜかおしゃれに見えますよね。
ですが、あのネクタイのくぼみは見よう見まねでやってみても、なかなかうまくできないのではないでしょうか?
私もキレイに作れるようになるまでは何回も練習しました。
この記事では、ネクタイのくぼみの作り方や、作りやすくするコツ、シーンなどの注意点を解説します。
目次
ネクタイのくぼみとは?
ネクタイを結んだときに結び目の下にできるくぼみは「ディンプル」といいます。英語にすると「dimple」で和訳は「小さなくぼみ」という意味です。そのまんまですね。
ネクタイの結び目の下にくぼみを作ることによって、おしゃれかつ華やかな印象になります。
ディンプルがあることで、ネクタイに立体感が生まれ、動きが感じられるとともに、光の当たり具合も一定ではなくなるからです。
たとえばプレゼンの際でも、キレイにディンプルを作れているだけで、ワンランク上のビジネスマンなのではないかと錯覚するほどです。
おしゃれになりたいだけではなく、ビジネスマンとしての印象も向上させられるディンプルは、スーツを着ているなら積極的に取り入れましょう。
ディンプルの作り方
ネクタイでディンプルを作る手順は下記の通りです。
- ネクタイの形を作り、締め終わる直前で止めておく
- 右手の人差し指で結び目の真下(大剣)を抑えてくぼみを作る
- 右手でそのくぼみをキープしながら、左手で小剣を引いて結び目を閉める
やり方自体は簡単です。普通にネクタイを締めて、最後に一手間加えるだけですからね。
ただ、キレイに作るためには鏡を見ながら何度か練習する必要があるでしょう。
ディンプルが作りやすい組み合わせ
ディンプルがキレイに作れなくてお困りの人もいるのではないでしょうか?
実は、ディンプルをキレイに作るためには、ネクタイの素材と結び方が重要になってきます。
結論から言うと、ディンプルをキレイに作ろうと思うと、シルクのネクタイ×ウィンザーノットの組み合わせが最強です。
素材選び
シルクのネクタイとは、上部の画像の赤いネクタイのようなツヤツヤした素材のネクタイのことです。
ネクタイ売り場などで大量に置いていて、安ければ1本1,000円で購入することが可能です。
シルクのネクタイの中でも、「厚さ」は重要な要素です。厚みがある程度しっかりしたネクタイを選ぶことをオススメします。
ペラペラのネクタイだとディンプルが逆に「単なるシワ」に見えてしまいかねないためです。
逆にニットタイなどは柔らかい素材で形が崩れやすいため、ディンプルづくりにはオススメしません。
結び方
さらに結び方ですが、さまざまな結び方の中でもディンプルに向いているのはウィンザーノットです。
ウィンザーノットは結び目が大きな三角になることが特徴的な結び方で、結び目の形が左右対称になりやすく、均一で美しい結び目を作ることができます。
この左右対称のウィンザーノットから繰り出されるディンプルは、まるで左右対称で美しいシャンデリアのようなものです。
ウィンザーノットでネクタイを結んだ最後に大剣を指でくぼませればキレイなディンプルができあがるので、ぜひこの組み合わせで試してみてください。
気をつけるべきディンプルのTPO
見た目が華やかで仕事できる感を演出できるディンプルですが、TPOを踏まえることを忘れてはいけません。
具体的には、通常の仕事のときやプレゼンのとき、結婚式など前向きな場はディンプルを作ってOKです。
華やかな印象は結婚式などではむしろ必須ですし、見た目の印象もプレゼンのときには、相手にいい印象を与えるために必要なものだからです。
ただ、苦情対応のときやお葬式など大人しくしておかないといけないような場ではディンプルを作らないようにしましょう。
なんとなくイメージいただけると思うのですが、仮に苦情対応の場でキレイなディンプルを作って訪問したとしましょう。
全員が全員そういう印象を持つわけではありませんが、中には「チャラチャラしやがって、本当に反省しているのか!」という印象を持つ人がいる可能性があります。
苦情対応の場合は相手の感情を逆撫でするポイントを作ってはいけないので、ディンプルは封印しましょう。
逆にプレゼンなどの際は自信と華やかさを演出するために積極的にディンプルを作っていくようにしましょう。
まとめ
ディンプルが最高に力を発揮できる場で、最高に力が発揮できる組み合わせで繰り出すことができれば、スマートな印象を勝ち取れること間違いなしです。
工夫一つでぜひスマートな男性のイメージを作り上げていきましょう!